大安とは?【大安吉日は信用出来ません】

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大安とは?【大安吉日は信用出来ません】

大安 って効果あるの?
結婚とかで大安吉日が良いと言うけど信じた方が良い?
仏滅ってやっぱり悪い日なの?

こんな質問にお答えします。

本記事の内容
  • 大安とは?【六曜カレンダー(2020~2022年)】
  • 六曜の信憑性を大発表!
  • 六曜で一番良いのは大安ではない【先勝です】
  • 六曜で一番悪いのは仏滅ではない【赤口です】

日本は習慣的に大安などの吉日を重要視する傾向があります。

僕は東洋だけでなく西洋の暦も研究しており、結婚に最適な日や、法人を設立するのに良い日などをクライアントに提供し続けています。
だからこそ、本物の良い日の効果効能をかなり理解しています。

そんな長年の知見から大安の吉の作用は本物なのか?
また、大安をどのように活用すれば良いのか?
を詳細にお伝えします。

大安とは?【六曜カレンダー(2020~2022年)】

大安とは?【六曜カレンダー(2020~2022年)】

日本人に馴染みのある、大安や仏滅などのことを「六曜(ろくよう)」と言います。
*あまり言われませんが六曜のことを「六輝(ろっき)」という場合もあります。

六曜には6つの種類があって、それが『大安・先勝・先負・友引・赤口・仏滅』です。

この6つの中で一番良い日とされているのが大安と言われていて、その日のことを大安吉日という言い方をします。

結婚式など祝いの日には「お日柄の良い日」として大安の日を選ぶ風習が日本にありますね。

大安以外の先勝や友引などはどのような意味があるのでしょうか?

六曜の効果効能【世間で言われている内容】

世間でよく言われている六曜の効果効能をお伝えします。

なぜあえて、「世間で言われている」という言い方をしているのかというと、今からお伝えする六曜の効果効能に信憑性がないからです。

つまり、「良い日」を研究してきた僕からすると六曜は信じるに値する効果効能はないと感じています。

ですが世間が信じている以上、知識として知っておいたほうがよいので、参考にしてください。

六曜 読み方 一般的な解釈
大安 たいあん
だいあん
全てにおいて吉の作用がある。
結婚式などお祝いの日には積極的に用いられる。
先勝 せんしょう
さきがち
「先んずれば勝ち」という意味で、早めの行動に吉がある。
午前中は吉で、午後2時から午後6時までが凶とされている。
先負 さきまけ
せんぷ
「先んずれば負け」という意味で、急がないほうが良い日。
午前中は凶、午後は吉とされている。
友引 ともびき 「友を引く」という意味があり、葬儀などでは友まで霊界に引っ張るとされて避けられる。火葬場や葬祭場などでは友引を休業にすることが多い。
朝と晩は吉、正午のみ凶、夕方は大吉とされている。
赤口 しゃっこう
しゃっく
せきぐち
「赤」という字がついているので、火事や血の色から刃物に気をつける日。
正午のみ吉で他は凶、祝い事には大凶とされている。
仏滅 ぶつめつ 「仏も滅する凶日」という意味でお祝い事の日に避けられる。
全てにおいて凶の作用が出る。

 

六曜カレンダー【googleカレンダー同期可能】

2020年から2022年までの六曜カレンダーを公開します。
あなたのgoogleカレンダーと同期も出来ますので、必要な方は活用してください。

*スマホでご覧の方は、恐れ入りますが横画面でご覧ください。

大安を含む六曜の信憑性を大発表!

六曜の信憑性を大発表!

ではこれから、六曜の信憑性について解説をしていきます。

日本の風習は大切にしつつも、頭ごなしに全てを信じるのではなく効果効能をしっかりと検証した上で活用したいですね。

これから六曜の起源や効果的な活用方法をお伝えします。

六曜はそもそも吉凶の為に作られていない。

僕たち日本人にとって馴染みの深い六曜ですが、起源は中国作られた暦の1つで、遠い昔に日本に伝来してきました。

そして驚くことに中国での六曜の使われ方は、日本のように日にちの吉凶のためではありませんでした。
実は時間を表すために作られたのです。

昔の日本でも、0時のことを「子の刻」とか12時のことを「午の刻」など、十二支で表現していましたが、それと同じようなものです。

つまり、六曜の起源そのものが、日々の吉凶ではなく時間の表記だったのです。

そして日本でもしばらくは時間の表記で使われていて、アトになって日にちの暦で使われるようになりました。

六曜は漢字も違う

すで六曜の吉凶についての信憑性は怪しくなってきましたが、さらに問題があります。

僕たちが慣れ親しんでいる「大安・先勝・先負・友引・赤口・仏滅」という漢字は、日本に入って来た時は赤口を除いて全て違う漢字が使われていました。

つまりどこかの時代で本来の漢字の意味を曲げて伝えられたと言うことになります。

六曜の元々の漢字はこちらです。

六曜の語源
  • 大安 ⇒ 泰安
  • 先勝 ⇒ 速喜・即吉
  • 先負 ⇒ 小吉・周吉
  • 友引 ⇒ 留連・留引
  • 仏滅 ⇒ 空亡・物滅
  • 赤口 ⇒ 変わらず赤口

皇室は六曜を活用しているの?

僕が六曜の信憑性があまりないという表現をするには理由があります。
それは六曜を発行している天皇家が六曜を活用していないからです。

六曜を含め日本の暦は古くは天皇が発行してきました。
「時」を支配出来るのは神と繋がる存在なので、暦を発行するのは日本では天皇の役目になるのです。
今世界標準のグレゴリオ暦も1582年にローマ教皇グレゴリウス13世によって制定されています。

では、その天皇を代表とする皇室が六曜を活用しているのか?
というと、婚姻の儀などにおいて六曜は全く活用されていません。

大安吉日に効果効能があるなら、それを発行している皇室が六曜に合わせた行動をしないとおかしいですが、残念ながら全く活用されていないのです。

六曜に信憑性はあるのか?

起源も違うし、元々の漢字とも違うし、皇室も使っていない・・・。

といった場合に、六曜は信憑性があるのか?というと、表現としてはやはり「あまりない」という言い方になってしまいます。

ただ個人的には「六曜は100%ウソです」というわけではないと思っています。

六曜については様々な流派の見解もあるので、ひょっとすると何か良いことがあるのかもしれません。

なので、六曜を気にする方は活用しても良いのですが、その場合も中国から渡ってきた漢字の語源をシッカリと理解した上で活用する事をオススメします。

次からは、六曜を活用する場合の正しい吉凶の判断をお伝えします。

六曜で一番良いのは大安ではない【先勝です】

六曜で一番良いのは大安ではない【先勝です】

まずは「大安」が良い日なのか?という疑問ですが、これはある意味で正解です。

でも「イチバン良い日」ではありません。

大安は泰安というのが語源ですが、泰安は「やすらかで安心」という意味です。

つまり「ラッキーなことがある日」という意味はないのです。
大安は「悪いことが無い日」というのが正解です。

ですから大安は、大吉や中吉で言うところの「吉」という感じでしょうか。

六曜で一番良い日は「先勝」

では六曜の中で一番良い「大吉」の日はいつになるのか?というと「先勝(せんしょう)」になります。

まず先勝の語源をみて欲しいのですが「速喜・即吉」です。

「喜びや吉が早く来る」という意味で、六曜の中では一番、吉の効果が強い日と言われています。

一般的には、先勝という漢字だと「先んずれば勝つ」という意味になり、午前中は吉で午後は凶という意味で捉えていますが、これは語源を見ると全く違う解釈になります。

六曜の中での良い日

先勝が「大吉」で、大安が「吉」ならば、先負(せんぷ)はどうでしょうか?

先負の語源は「小吉・周吉」ですから、そのまま「小吉」という解釈で良いでしょう。

ですから、六曜の中で良い日を選ぶとなると

  1. 先勝⇒大吉
  2. 先負⇒小吉
  3. 大安⇒吉

この順番で吉の大小を判断するのが正解になります。

六曜で一番悪いのは仏滅ではない【赤口です】

六曜で一番悪いのは仏滅ではない【赤口です】

では六曜で凶とされるのは仏滅なのか?というと、これも語源を見ると答えがわかります。

仏滅は「物滅」が正解です。

「物が滅する日」が物滅の意味になり、単純に「物がなくなる日」とされています。

凶ではあるのですが、「イチバン悪い日」ではないのです。

赤口の日が一番の凶の日

一番の凶の日は間違いなく「赤口」になります。

中国において「赤」という字は、「火災」や「血」の意味があり「死」を連想するのが赤口の意味合いになります。

ですから赤口には「全てを滅する日」という意味合いがあるのです。

物滅のように物が滅するどころの話ではなく、全てを滅するのですから、六曜で一番の凶の日というのは「赤口」になるのです。

六曜の中で悪い日

ここまでの結果、六曜の中で凶の順番を並べるならば、

  1. 赤口⇒大凶
  2. 物滅⇒凶

と言うことになります。

友引は?

ここまで来ると1つ忘れていますね。
「友引」はどう言う意味があるのでしょうか?

友引の語源は「留連・留引」であり、「留連」は「遊興にふける」という意味があり、「留引」は「共に引っぱる」という意味になります。

友を悪の道に引き込むというような意味を言われたりしますが、本来は「共に引っぱり合う」という意味が強く、つまりは「引き分け」という意味になるのです。

ですから友引は引き分けなので「つまらない日」という意味で、「吉凶ナシ」もしくは極めて弱い「凶」という解釈になります。

まとめ

これまで六曜の全体像をお伝えしつつ、大安とは?の解説をしてきました。

六曜の大安・先勝・先負・友引・赤口・仏滅の吉凶の順番をまとめるとこのようになります。

六曜の吉凶の順番
  1. 先勝 ⇒ 大吉
  2. 先負 ⇒ 小吉
  3. 大安 ⇒ 吉
  4. 友引 ⇒ 吉凶なし(又は弱凶)
  5. 仏滅 ⇒ 
  6. 赤口 ⇒ 大凶

この順番を参考に六曜を活用してください。

ただ、何度もお伝えしている通り、六曜の信憑性は極めて低いです。
六曜を日々の吉凶に使う理由に、そもそも道理がありません。

ですから六曜の最も良い活用方法は「気にしない」が大正解です。
むしろ結婚式場など、仏滅の日が安価になるなるので、積極的に狙っていきたい日ということになります。

どうしても風習で大安吉日を気にしたい場合は、仏滅と赤口だけは選ばないようにすれば良いでしょう。

もし入籍日などを決めるためにお日柄の良い日を探しているなら、六曜で選ぶよりはこちらのページを参考にしてください。

入籍日の決め方|良い日を選ぶだけで夫婦運がアップする7つのルール

運活部

入籍日を良い日にするのはとても大切です!
こだわって正しく選ぶようにしてください。

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